◆◇◆ 雪割草 栽培のポイント ◆◇◆
愛好家の多い雪割草ですが、NPO法人ほくほく村では、『ほくほく線開通10周年記念感謝祭』にて地元産の雪割草を無料配布するイベントを実施しました。 そこで、参考までに雪割草の栽培のポイントをご紹介いたします。 雪割草の栽培は難しい部分もありますが、それだけにキレイに咲いた時の感激はひとしおでしょう。 頑張って栽培してみてください!
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◆ 植 え 替 え ◆
●鉢・・・表面がザラザラした荒土の鉢が排水が良い。また、根が良く張る様に深鉢で通気性を考慮して高台が高く底穴が大きいほうが良い。
●用土・・・硬質鹿沼土:軽石:硬質赤玉土の割合で混合する。この配合で大粒を鉢底用、中粒を中間用、小粒を化粧用として用意する。また鉢底用(ゴロ土)に若干の桑炭を混合できれば一番良い。
●植え方・・・鉢から抜いて古い用土を全部落とし、黒くなって傷んでいる根は丁寧に取り除き、小根があまり長い場合は先端を3分の1ほど切る。  鉢底にゴロ土(若干の桑炭を加えると良い)を入れ、更に中粒の用土を少し入れ、その上に雪割草の根を四方八方に良く広げて置き、更に中粒の用土を丁寧に入れる。表面は薄く化粧用として小粒の用土を入れる。
植え終わったら鉢底から濁った水がきれいな水になるまで充分に水をかけ、最後に活力剤(メネデールなど)と殺菌剤(ボブコ20など)を混合して上から全体にたっぷりかける。 その後、2週間くらいは灌水時に活力剤を入れて与える。その間は棚下など直射日光の当たらない所に置く。 また灌水以外に時々軽く葉水を与えるのも大変効果的である。
●根腐れなどによって弱ったものの植え替え・・・
古土を水洗いして落とし、黒くなって腐った部分を全部取り除き、その部分に濃く練ったベンレートを筆で塗る。根が全く無い場合は、根元を水苔(生きた水苔なら更に良い)で巻き、少し深めに植え込む。 葉には植え替え時に1、更に1週間後、発散防止剤(グリンナー)をかけ、根には活性剤を多用する。 当分の間、日陰に置く。

◆ 植 え 替 え 時 期 ◆
●春・・・花が咲いた直後、未だ新葉が出る前がよい
●秋・・・9月初旬が最適。植え替えた後、冬までに充分根を張ることができる。

◆ 置 き 場 所 ◆
置き場所を選ぶ場合『風通し』が一番大切である。 病気・根腐れ・虫などに対して自然の風が最も必要。 日光をさえぎる為、棚下に置くこともあるが、注意すべき点は棚下の鉢に灌水した水が直接落ちないように工夫する。 直射日光は、丈夫な新葉を作るためと葉柄をあまり伸ばさないために春、4月までは充分に当てる。 それ以降は遮光率70%くらいの寒冷紗をかけ夏の日はほとんど当てない。 秋は、11月下旬より日光に当てる。
◆ 水 や り ◆
雪割草は比較的水分を好むが、過湿になってはいけない。表面の土が白く乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい充分に与える。特に乾燥しがちな春から秋にかけては、乾燥しすぎない様に充分注意が必要である。 (注)極端な乾燥の後に水をやり過ぎると根腐れが一番おきやすいので、注意。

◆ 肥 料 ◆
●固形肥料・・・骨粉入りの油粕醗酵玉肥、バイオゴールド、グリーンキング、バットグアノなどがある。 各々肥効期間が異なるが春2回、秋2回を目安に与えると良い。(図=3.5号に人差し指大の玉肥3個くらい)
●液肥・・・油粕醗酵液肥やハイポネックスなどがあるが、濃い目のものを間隔をおいて与えるよりも、薄目のもの(2000倍くらい)をマメに与えるほうが効果的で害が少ない。 7・8月の暑い時は活力剤(メネデールなど)を与え、肥料は中止する。

◆ 消 毒 ◆
●病気・・・比較的丈夫な植物であるが、一番の大敵は白絹病である。かかった場合はほとんど助からないので予防が肝心である。地面に直接置くと病気にかかりやすいので、風通しの良い棚上が安全である。農薬はバイレトン、予防にボブコ20が効果的である。また新葉が出る頃に、カビに新しい葉が冒されやすく特に注意が大切である。
●虫・・・ケムシ・ヨトウムシ・カイガラムシなどが侵入するので常に鉢を見ることと、定期的に殺虫剤をかける事が大事である。 (注)ケムシ・ヨトウムシ類にはサイアノックス・スミソン・スミチオン・オルトランなど。 カイガラムシにはマシン油・カルホスなど。

◆ 夏 越 し ◆
7・8月の強い直射日光には充分に気をつける。 春から愛培してきたものを夏の日で葉を焼いてしまうと、その後、発育に支障をきたす。 遮光率70〜80%の寒冷紗をかけ通風をよくする。

◆ 冬 越 し ◆
冬の寒風に直接当たると葉の傷みがおこり弱るため、できれば屋根の下で風に当たらないように保護するか、ビニールハウスなどに入れる。

◆ 殖 や し 方 ◆
●株分け・・・春、および秋植え替えの際、芽数が殖えて、手で割れる状態の場合は株分けする。 分ける株元に細根が3〜4本以上着く事を確認してから分ける。
●実生・・・種子が熟してやや褐色になり、手で種子に触れるとパラパラとこぼれる状態の時に採種してすぐに捲く。 種子を長い間保管して乾燥すると発芽率が極めて悪くなる。 ハウス内では、冬の間に芽を吹く。

■  上手に育てる最大のポイント!  ■
時間の許す限り、良く鉢を観察し、発育の状態、乾燥の状態を把握すると共に、病気、虫の早期発見に努めることが大切である。

(注意)この栽培のポイントを実行されて、万が一雪割草に被害等が出た場合でも当法人では責任・補償等の一切の責任を負えませんので、予めご了承ください。 ご自身で良く判断されて雪割草の栽培を楽しんでください。